
小幡歯科の患者様から寄せられた催眠療法についてのよくあるご質問と、その回答をまとめました。
A1.催眠とは眠ることではありません。第三者がそれを見ると、そのように感じるかも知れませんが、どんなに深く催眠に入っても、自分が何を聞いて何をしているのか、すべて分かっています。
A2.催眠そのものに違いがあるわけではありません。しかし、ショー的催眠が面白おかしく「見せる」のが目的であるのに対して、催眠療法の催眠は「治療」が目的になります。したがって、前者が1回限りでよいのに比べて後者は繰り返し繰り返し継続して行う事に意味があります。
A3.催眠は時として奇跡的な効果を現す場合があります。さりとて万能ではありません。暗示の効果はメッキのようなものです。たとえ1回で症状が取れたとしても、また再燃・再発するか可能性があります。ですから1回で良くなったとしても有頂天にならず、良くならなくても絶望せず、ゆっくりじっくり治すつもりでいた方が早く効果が現れます。
A4.催眠には特筆すべき副作用はありません。しかし、心身のリラックスが深まるため虚無感や倦怠感が生じることがあります。緊張の強い方やストレス過多の場合に起こりやすいようです。
A5.催眠療法はさまざまな病気や症状に効果があるとされていますが、特に西洋医学的に治りにくい病気や症状の場合に試してみるべき療法です。病気には「器質的疾患」と「機能的疾患」がありますが、後者の場合に特に効果が期待されます。しかし、催眠状態には自然治癒力を高める効果があることが分かっており、後者における改善や治癒も稀ではありません。
A6.何も問題ありません。それどころか催眠療法を始めたからといって独断で薬を止めてしまうと、リバウンドが強く現れてくる可能性がありますのでかえって危険です。主治医の先生の指示には必ず従って下さい。
A7.厳密に言えばいません。非常に深く入る人もいれば「類催眠」と呼ばれる浅い催眠にしか入れない人もいます。最終的にはまったくは入れなかった事例はほとんどありません。はじめの数回は緊張と抵抗が強すぎてまったくは入れなかった人でも、リラックスと集中の訓練を重ねていくうちにだんだんと深く入っていけるものです。また深く入れば入るだけ効果があると思われる場合もあれば、十分に深く入っていても効果がなかなか現れてこない場合もあります。あまり催眠に「深く入るかどうか」にこだわらない方がいいでしょう。
十分に可能です。潜在的に埋もれていた能力や性格を引出すのは催眠の最も得意とするところです。記憶力が上がった。判断力が良くなった。運動能力が向上した。集中力が増した。など、例を挙げれば枚挙に暇がありません。人間の脳は一説によると数十%しかつかわれておらず、その残りの部分にまだまだ沢山の可能性を秘めていると言われます。その可能性を目覚めさせ、自己の啓発に催眠を利用することも可能なわけです。