催眠療法(ヒプノセラピー)ってなに?

催眠療法(ヒプノセラピー)一般の疑問についてお答えします。

催眠についての大きな誤解

「催眠ってもし解けなくなったらどうなるの」「催眠にかかったら、あやつり人形状態で、何をされているか分からない」などなど…催眠の話になると、こういった質問がよく聞かれます。ご安心ください。
催眠は、解かなくても自然に解けてしまうものなのです。よくテレビで見かける催眠術ショーなどの催眠では、もってせいぜい10分程度で自然に解けてしまいます。また、催眠にかかった状態でも、本人の意識はしっかりしています。つまり、本人は今何をされているか理解できていますし、催眠中にそれを断ることもできるのです。

催眠術と催眠療法

催眠には「催眠術」と「催眠療法」という二つの種類があります。
「催眠術」は普段皆さんがテレビでよく見かけるショー的な要素が大きい催眠です。
「催眠療法」は自律神経失調症や心理的障害、簡単に言えば、心因的病因が原因になっている病気への治療行為の一つです。催眠はもともと後者、つまり準医療行為として生まれ、現在でも有効な心理療法手段として大学病院などでも広く活用されています。
「催眠状態」は、はたから見ると、確かに不思議な現象に見えます。その不思議さに目をつけたのがマジシャン・手品師でした。そして催眠現象を面白おかしくアレンジして生まれたのが、皆さんがよくテレビなどで目にする「催眠術」なのです。海外では、催眠というと、心理療法と理解している方が多いのですが日本ではなぜか「催眠術」の方ばかりがテレビでもてはやされているために「催眠」=「催眠術」と理解されている方がほとんどのようです。つまり「催眠術」は正常な人を面白おかしく(異常)にするもので「催眠療法」は心因的病因(異常)を取り除き正常に戻すものとご理解ください。

潜在意識と顕在意識

催眠の説明の中によく使われる言葉ですので、先ずはしっかり理解しておいて下さい。
顕在意識とは、ふだん私たちが起きている時の意識、つまり何かを考えたり判断したりするときの意識の状態を言います。言い換えれば、人間の理性の働きと言えます。これに対して潜在意識とは、ふだん意識しない心の働きとでも表現しましょうか、例えば感情とか欲望などがこれにあたります。また、ふだん私たちは心臓の動きや内臓の働きなどは意識することはありません。これも潜在意識と言えます。
つまり、潜在意識とは、人間の生存維持をつかさどる本能や感情や自律神経系をコントロールする司令塔のようなものとご理解下さい。

催眠療法ってどんな感じ?

催眠状態は、一言で言ってしまえば、起きている時と寝ている時の中間の状態と言えます。
そのときの感覚をもう少し分かりやすく表現すると、熟睡して朝目覚めた時に「あまりにも、お布団の中が暖かくて心地といので、このままもう少し寝ていたい……」そのうちに、お母さんから「会社(学校)に遅刻するわよ!早く起きなさい!」と叱られる。言われていることはよく分かっているし、本人もそうしなければならないと思っているのだけど……でも、もう少し、この心地よいお布団の中でまどろんでいたい。あるいは、電車に乗って座ってウトウトしていると「次は…駅…」と、遠くで聞こえているけど、ウトウトしている状態。そんな時のとても心地よい感じに似ています。つまり、身体は完全にリラックスして寝ていますが、意識はしっかりした状態なのです。これが「催眠」と「睡眠」の決定的な違いです。はじめて催眠を体験したほとんどの方が「とても不思議な体験」とおっしゃいます。同時に「とても気持ちいい体験」とほとんどの方がおっしゃいます。なぜ不思議かと言いますと、まるで睡眠状態とまったくおなじような心地よい状態なのに、なぜか催眠の声だけが頭の中に聞こえてきて、その内容をはっきりと理解できるからです。そして、その内容に聞き入っていると、その内容(ストーリー)どおりの情景が、あたかも現実の出来事のように鮮明に浮かび上がり、その中では「香り」や「味」や「感触」など五感のすべてをともなって、そのストーリーを体験できるからです。ちょうど、映画館で素晴らしい映画を鑑賞しているうちに、自分自身も映画の中にだんだん引き込まれていって、我を忘れて、その映画の中の世界に自分自身も参加してしまっているような状態とご理解下さい。

 

 

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